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闇夜の散歩

うちの近くに有名なお寺の奥の院があります。懸命にあるいて片道30-40分といったところでしょうか。私が早朝いくら頑張って登山しても、なぜかお堂の脇の建物にカレンダーが貼ってあって、すでに同じ日の枠の中に、4時30分参拝、天気:晴れ などと書いてあり、その人にひと目会いたいと思いつつ、最近はすっかり諦めてしまっています。

ところで、その奥の院まで子供を連れて夜中に歩いたことがあります。夜9時前後、スタートしてまもなく町の明かりも届かなくなり、すっぽりと闇に包まれた道を歩きます。

完全に山道なので、ほんとうに何も見えません、と思いきや、実はそうでもないのです。逆にだんだんと見え始めてくるのです。静かだと思っていたのに、音も聞こえてきます。においも感じます。実はそんなことは、田舎育ちの私自身は経験として知っていましたから、小学校高学年の子供にもそれを感じ取ってほしいと思って連れて行ったのですが。(妻はけっこう真剣に反対していました。)

全く光が届かない空間、というのは実はそう多くはありません。本当にそれを意図して作られた空間でない限り、目を凝らすと何がしか見えてくるものです(ある程度の時間はかかりますが)。

あまり照明に関係のある話ではありませんでした。
でも、目は一所懸命に適応してくれます。そのことを理解しておくのも、照明を考えるときには大切なことなのです。

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by concordia-light | 2008-01-19 13:49 | 灯かりの思い出
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