ピアノの照明

ピアノのための照明というのも、とても苦労する照明の一つです。ピアノの場合は、譜面台と鍵盤を照らさなければなりません。それも、真面目にピアノを弾きたい、練習したい方、ピアノを教える立場の方にとっては大問題です。それが分かったうえで、ちょっと気の利いた照明を、とのご要望。

古いピアノ(間違いなく「アンティーク」の部類に入ります)の中には、鍵盤の両翼に燭台が備え付けてあって、そこに蝋燭を立ててピアノを弾いていたことが分かりますが、おそらく実に使い勝手の悪い照明だっただろうと思われます(弾き手の顔を照らすのには良かったでしょうが)。

一方お客様から具体的にご要望があるのが、アップライト型ピアノの壁面にブラケット照明を計画していて、それをピアノ用の照明としたい、ついては素敵な照明プランをお願いします、との話。けっこうな頻度でこのお話をいただきますが、じっくり考えてみると、この場所の照明では、ほとんどピアノのための照明としては役に立たないことがお分かりいただけると思います。

結局今までプランしてきた内容は、①天井のダウンライトをピアノ位置にあわせて設置する。弾き手の前方からではなく、斜め後ろから鍵盤と譜面台をねらうようにします。角度の変えられるダウンライトであればより安心です。
②フロアライトを弾き手の斜めうしろにおいて、同じ効果を得るようにする。
ということが基本で、その上で、装飾性のある灯かりを吊るしたりしています。

ちなみにもう一つ、ピアノの上に電気スタンドを置く、という方法があります。あまり美しい商品がないので私は販売した経験がないのですが、世間ではよく売られています。

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by concordia-light | 2007-12-18 16:48 | その他の場所の照明
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