アンティーク照明器具の安全性

コンコルディ屋は1995年以来ずっとヨーロッパの伝統的な照明器具を販売しています。「アンティーク風の照明器具」という言い方でもいいかもしれません。
もちろん、新品です。純粋な意味でのアンティークではありません。

それに対して、今回述べるのはアンティークの照明器具で、その安全性について述べます。

アンティークですから、たとえば中古車のように、キズがあったり、調子が悪かったり、という類の質の低下は、新品のものに比べると必ずあるわけです。でも、もちろんそんなことは承知で皆さんはアンティークを購入されるのだと思います。そんなマイナス面を補って余りある、デザインや使い込まれた風合いを好まれるからでしょう。

ただ、それらと性質の違う注意点がひとつあり、アンティークを購入される方にご理解いただきたいのが、安全性の問題です。

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ヨーロッパはほぼ全地域で220-240ボルトの電圧です。日本はご存知のとおり100ボルトですから、同じワット数の灯かりを得るために流す電流はヨーロッパのほうが日本の半分以下で済みます。

ちょっと分かりにくいですが、要するに、同じワット数の照明をつけるときに必要とされる電線の太さ(断面積)は、ヨーロッパのほうが日本の半分以下で良い、ということです。一般的に、ヨーロッパで使われている電線のほうが日本のものより細い、ということなのです。

アンティーク照明器具のなかには、使用されている電線/コードが非常に細いものがあります。古いものほどその傾向は大きいようです。先ほど申しましたとおり、こんな器具でもヨーロッパで使用されている分には、安全面での問題は大きくないのですが、それが日本で使用されるとなると、事情は異なります。

細い線のまま、日本の電流を流してしまうと、電線が熱をもったり発熱したりし、火事の原因になったりするのです。

年代の古いものには十分注意してください。特に電線が隠されていて見えないもの、確認が容易でないものには注意が必要です。多灯式の器具にもご用心ください。自信がなければ、電気店やアンティーク店に相談して、かならず電線を入れ替えてください。

以上述べてきたのは、ご自分で使用されている器具に関する注意事項です。

アンティーク店で販売される照明器具に関しては、各店が責任をもってそのあたりのチェックをしているはずです。今話題のPSEマークというのがアンティーク照明器具にも入っていれば良いのですが、なかなかそうはいきません。このあたりは、難しいところですが、いずれにせよ、販売する限りは安全性にほんのわずかな不安もあってはいけません。

よく確認の上購入してください。


コンコルディア照明
by concordia-light | 2007-10-10 21:46 | アンティークの照明器具
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