リビングのダウンライト

コンコルディ屋主人は、けっこうダウンライトをプランの中に入れます。ダウンライトが好き、というわけではないのですが、結果的に多くなる、ということでしょうか。

私の扱うシャンデリアはヨーロッパの系統のものが多く、灯数の多いものはもともとそんなに多くありません。たしかにヨーロッパなどではそれで済んでしまうことも多いだろう(向こうの人がそんなに明るいのを好まないから)、と理解はするのですが、やはり我々日本人にはちょっとつらいことが多いです。

そんなときに補助の力を発揮するのがダウンライトです。6-10畳のお部屋に4個くらい、10畳やそれ以上のお部屋には6個またはそれ以上の個数のダウンライトを入れたりします。

もちろん、お客様のなかにはダウンライトをお好きでないかたもおられます。そんな場合はダウンライトの代わりにフロアランプや壁付けのブラケット照明をつけたりしますが、同時にもう一つの考え方もご案内しています。

私がプランを作る際に気をつけていることの一つに「高低差」があります。何か素敵なシャンデリアが床上1900ミリとか2000ミリあたりに下りてきているとき、2500ミリの天井にはもう目は行かないものです。つまり、天井に穴をあけてダウンライトを設置していること自体、気づかれることは少ないのです。ですから、シャンデリアを適切な位置にさげることができれば、ダウンライトの存在を過度に気にすることはありません。(お客様の目はけっこう正直なものです。おうちの人が気にしていることが全然気にならないことはよくあります。もちろん、残念なことにその逆はよくありますけど!)

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とくに最近はLEDのダウンライトが主流になっています。LED電球は自身の発する熱にやられないために放熱板というのが必要で、そのためにどうしても一方向への光は強い代わりに反対方向には光がいかないのが欠点ですが、ダウンライトの場合はそれは欠点にはならず、実に有効に部屋を照らしてくれます。電気代もぐんとお安くなります。心地よい暖色の電球色もありますし、否定する要素がほとんどありません。

なので、トラディショナルな照明を主力に扱っているコンコルディ屋主人としては、LEDダウンライトでしっかりとベースの明かりを確保したうえで、すてきな装飾性の高い照明器具を主照明としていままでより多く使える、と喜んでいるのです。

その主照明にはLED電球を入れても結構ですが、LEDにすることで本来のその照明の魅力が薄れるようであれば、白熱電球のままでもOKかと考えます。それはそれは、その方が美しいですから、どうせそんなに明るくする必要がなく消費電力量もそう多くはないので、「プチ贅沢」の範囲ではないでしょうか。

電気代も大事ですが、味気ない空間で心が枯れるのも問題ですよ。。




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# by concordia-light | 2017-12-15 17:41 | リビングの照明

好きなものつながり

インテリアだけではありません。ファッションもそうだと思います。
『どこにも正解はない』『ひとそれぞれに答えが違って当たりまえ』ということです。

やっていけないことはない、のです。ただし、一つだけ約束を守るなら・・・それは、インテリアの場合『胸を張って堂々と見せる』だし、ファッションの場合は『胸を張って堂々と歩く』ことです。

ちょっと無理のある言い方かもしれません。でも、コンコルディ屋主人は真剣にそう信じています。

他人のための家ではない、ご自分のための家です。どうぞお好きなものを基準にしてください。
好きな床の色、好きなカーテン、好きなテーブル、好きな壁掛け、そして好きな照明。
ご心配なさることはありません。好きな軸をしっかり持っておけば、大丈夫です。その上で選んだものたちが、合わないわけはありません。
まあ、できれば強烈なものどうしで喧嘩をしないように、どちらが主でどちらが従かを考える、ということなどはヒントとしてあるでしょうけど、それにしたって、最終的にはあまり重要な問題ではないです。

胸をはってお客様をお迎えください、『私たちの家に、ようこそ!!』


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# by concordia-light | 2017-12-15 17:14 | 照明プランの考え方

ダイニング照明の電源位置とテーブル位置

ダイニングテーブルの中心にあたる位置の真上に電源がきていれば、なにも問題はありません。でも、電源の位置にあわせてテーブルを動かそうと思っても、なかなか思い通りに行かないことがあります。

いろいろ考えたけどついに電源位置とテーブルの位置がぴったりと合わなかった!!
そんなときにはどうすれば良いのでしょう?

解決方法はケースバイケースだし、いろいろ考えられると思いますが、主なものは次の通りです。

1.テーブルの中心位置の真上にフックを設置し、照明はいったんそれに引掛けてから下に垂らすようにする。フックを設置する場所に下地がはいっていてネジがしっかり留まれば問題ありませんが、石膏ボードなどのためネジがとまらない場合は「ボードアンカー」など、石膏ボード用のネジを用意してからこの作業をされると良いと思います。アンカーの重量制限などにもお気をつけください。

2.電源が引掛けシーリングの場合、うまくいくならば、そこに簡易型ダクトレールを取り付けて、ちょうど良い位置からテーブルの上に照明を下げる。

3.テーブル中央位置に照明が下がっていない、と気になるのは、じつはその照明がある程度下がっているからなのです。極端な例ですが、天井に丸いシーリングライトがくっついているような場合には、それぞれの位置関係はほとんど気になりません。つまり、気に入ったからといって、その照明をセオリーどおりにテーブルの上にさげてこよう、とは思わず、出来るだけ天井に近い位置に上げてしまうのも、かなり有効な解決方法です。(少し残念ではありますが・・)

一戸建ての場合はともかく、マンションの場合はなかなか思い通りの位置に照明の電源は用意されていないものです。
怒ったり腐ったりせず、少し妥協しながらでも、出来るだけ理想の形に近づけていきましょう!

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# by concordia-light | 2017-12-15 16:41 | ダイニングの照明

玄関照明の高さと圧迫感

玄関の照明はいろんなタイプのものを皆さんお選びになりますが、大まかに分けるなら、天井にぴたっと張り付いているタイプとある程度吊り下げて使うタイプということになるでしょう。

天井に張り付くタイプは、あまり高い天井につけた場合にほとんど目に留まらなくなりますから、もしも「これは人に見てもらいたい」「せっかくつけたのだから家族がいつも楽しみたい」とお考えの場合は、天井高2400ミリかそれより少し高いくらいの天井に設置してください。
もしごくごく普通の照明器具で、とくに人に見てもらわなくても構わない、そこそこ明かりが取れていれば目的は達している、とお考えの器具ならば、それで全く問題はありません。

吊り下げるタイプの玄関照明に関しては、次の2つの注意点があります。

1.家族はすぐに慣れますのであまり問題にはなりませんが、外から入ってきた人に対して、圧迫感のある高さにするのは止しましょう。あまり背の高いお客様を想定しなくても良いとは思いますが、それでも、

(1)照明が玄関ホールの上、あるいはあがり框(かまち)の真上あたりにある場合は、床面から器具の下端まで2100ミリくらいあると十分かと思います。あまり大きくない、たとえばペンダントライトのようなものならば、床上2000ミリがガラスの下端であれば良いと思います。

(2)照明が土間の上にある場合も同じような捉え方で良い(「床上」を「土間面の上」と読み替えて)とは思いますが、ホールに立った人からの見え方を考えると、若干それよりは上にあげておいたほうが良いでしょう。

かと言って、あまり上のほうにとどめるようだと、顎をあげて見上げないと照明が目に入ってきません。せっかくの器具がもったいないですから、お気をつけください。

2.ガラスを使った照明で、下向きに使ってある場合は真下から見上げると電球が丸見えになることが多いです。じつはこれはある程度仕方のないことなのですが、できればあまり裾が広がっていてどの角度からでも電球が見えてしまう形状のものよりも、ある程度閉じていて、真下以外からは電球が見えない(見えにくい)ものが望ましいと考えます。また、下に穴の開いていないガラスであればもっと玄関には適していると思います。

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# by concordia-light | 2017-12-15 16:34 | 玄関の照明

外国のホテル

ヨーロッパやアメリカに行って、えらく薄暗いホテルの部屋に閉口することがあります。なかには、それが好き、という方もおられますが、私は正直言って、「困ったな。またこれか。」と思っています。

欧米だけではありません。そんなホテルが世界のスタンダードになっているのでしょう、アジアや日本でも、同じような照度のホテルは珍しくありません。高級ホテルと言われるところにかぎってそうです。欧米の旅行客をもてなすにはそうしたほうが良いと考えられているのだろうと思います。

誤解を恐れずに、私は言います。
「日本人が生活するには、あの光量では無理がある。」

私、コンコルディ屋主人は、すでに20年以上ヨーロッパの照明を日本にご案内しています。ですからヨーロッパ照明大好き人間であることは間違いないのですが、彼らが必要とする光の量と、我々日本人が必要とする光量は、ぜったいに違います。

4年間のオーストラリア生活でもそれを実感しました。

もともと狩猟民族は、昼間は洞窟ですごし、日が暮れてから夜陰にまぎれて狩りをする生活をしていました。「夜目が利く」というわけで、それがなくては生きてはいけなかったのです。
その代り、日光にはやたら弱いのも特徴です。彼らの末裔である人たちがよくサングラスをかけているのを見ますが、あれは単なるファッションではないのです。

私が過ごしたオーストラリアなどでは、サングラスなしでは彼らはやっていけません。私の仕事仲間のひとりなどは、部屋のなかでもサングラスをかけていました。

それに対して、私たちの先祖はどうでしょうか。
朝、日が昇ると同時に起きだして畑にでる。夜は日が沈むと寝床につく。明るさには強いが、暗さにはめっぽう弱い。

今はご存じのとおり日本人も夜遅くまで起きるようになりました。ですからここ100年足らずで、日本の照明は普及し、発達してきました。ただ、そのときに、日本人の特性を考慮した明るさの設定があると思うわけです。

念のために申し上げますが、私は日本人は明るい家に住まねばならない、と言っているのではありません。「必要な場所には、必要な明るさを」、と言いたいわけです。不必要に明るくするのには絶対反対です(この点についてはまた他のところで述べたいと思います)。

ですから、「外国のホテルみたいな寝室」は良いですが、「外国のホテルみたいなリビング」は、ちょっと考えなおしましょう。

f0150177_18403230.jpgコンコルディア照明
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# by concordia-light | 2015-09-10 17:00 | 外国人の眼